【 TBSラジオ - JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力 】[ 前回の記事 ] バカニュース&オープニング部分はこちら。
● ラジオ [ 伊集院光・深夜の馬鹿力 ] ・・・緊急特番・伊集院が入院しちゃったよSP(1)喉の病気で緊急入院してしまった伊集院さんに変わり、今夜のラジオでする予定だったというフリートークのおもしろ原稿を読まされる、
かわいそうな女子アナウンサーの方。(←下記の書き起こし参照) 朝のラジオやNHK辺りで流れてそうな優雅な装いの音楽が流れる中、嘘と真実と小ネタが入り混じった原稿を、大真面目に読んでいるその様がおかしくておかしくてしょうがない。というか、病床で黙々とこの原稿を書いている伊集院さんの姿を思い浮かべると、なんかもうそれだけでお腹いっぱいですよ。
ちなみに、某掲示板のラジオ実況スレでも、このスタイルの放送はなかなか好評な雰囲気で、「
本人いらないんじゃね?」という勢いも多少ありましたが、きっとヘヴィーリスナーの方々の心中には、口には出さない寂しさや心配する気持ちがあったんじゃね?と思いました。
自分はここ1年くらいにこのラジオを聴き始めたまだビギナーリスナーなんですが、このフリートークの原稿の朗読を聴いていると、時々ふと
脳内で伊集院さんの声に変換される瞬間があるんです。まさか自分の中で、そこまで伊集院さんの言霊(声)が染み込んでいたとは思ってもみなかったので、自分のことがちょっと心配になりました。声や話し方がちょっと独特だったりするからなんでしょうか、ポッドキャストで配信されているものをiPodなんかで聴いちゃってると、何となく身近な存在に感じてくるものなのかもしれないですね。
それから、この記事の文章が微妙にアレな感じなのは、この回の放送を録音したものを聴きすぎて、脳内がアレになってしまったためだと思われるので、あんまり白い目では見ないでやって下さい・・・(笑)
↓ 女子アナの朗読によるフリートーク原稿部分の書き起こしです。一応下記の注意書きを読んでもらった上で、良かったらこっそり読んで下さい。
* 下記のカッコ「」で括られた部分の文章は、ラジオからの書き起こしであり、
そのトークの内容の著作権は、放送局、製作者、出演者等、関係各社の方にあると思われます。
* トラックバックはしてもらっても大丈夫かな?と考えていますが、
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その内容と実際に指されている事柄は異なる場合がありますので、ご了承下さい。
* 随所に誤字、脱字や、読みにくい点があるかもしれませんが、温かい目で見て下さい。
* 意外とビビリやなので、あれこれ注意書きが多くて申しわけ。
2006年10月2日 【 TBSラジオ - JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力 】 放送分より
≪ 優雅な音楽 ≫
TBSアナウンサー : 小島慶子
「 こんばんは、TBSアナウンサー小島慶子です。今、私の手元に十数枚の原稿用紙がございます。表題は、「10月2日深夜の馬鹿力フリートーク」となっています。これは、喉を痛め、自らしゃべることが出来ない伊集院光が、失意のどん底で、そのしゃべりたかった内容を書き起こし、私に託した・・・言わば、伊集院の魂の焼き付けられた紙でございます。今宵、私がこの魂の原稿用紙を朗読することで、伊集院の言霊が皆様の胸に届けばこれ幸いと存じます。 」
≪ 優雅な音楽 ≫
「 どうもこんばんは、伊集院光です。もう情けないったらありゃあしませんよ。この先、全快したとして、どの面下げてTBSに行けばいいことやら。逆立ちして、ポロシャツの首の所から、顔に見立てて男性器を出して、「どうもハエ男ですけど」くらいのアクロバットじゃなきゃ、TBSの玄関は通れませんよ。もっとも、「ハエ男です」って言ったところで、有能な警備員にフマキラーをぶっかけられて殺される運命ですよ。そうされても、文句も言えないって話ですよ。今回の私の不手際は。ずさんな体調管理の末に、商売道具の喉ぶっ壊して、ラジオを生放送をすっ飛ばす。しかも、2本立て続けにすっ飛ばすなんて、前代未聞ですよ。他局のテレビも入れたら4本。録画を入れると5本。穴があったら入りたいです。急いで入った結果、上半身だけ穴にすっぽりで、それ以上入るも抜くもどうにも出来ないところに、いたずらっ子が通りかかって、ズボンとパンツを脱がされた日には、ここでもハエ男ですよ。まぁしょうがないですよ。むしろそういう仕打ちを受けるべきですよ。5本も仕事を飛ばした男は。
ラジオの生放送のうち1本は、この月曜JUNK伊集院光「深夜の馬鹿力」。もう1本は、昨日のお昼の「伊集院光の信州一味噌舐めましょう・北関東ブロック予選」ですけど。この一連の不祥事の責任を取りまして、「信州一味噌舐めましょう」の方は番組を降板致します。ミクロネシア予選からは、フリーアナウンサーの近藤サトさんにバトンタッチをすることに。悔しいですけど、自分の蒔いた種っスから。近藤さんが受けてくれればの話ですけど。そして何より、スポンサーの「信州一味噌」様が、決勝戦まで放送を続けてくれればの話ですけど。嘘ばっかり言っていても仕様がないので、事実関係に触れますわ。
この起こりは木曜日でしたかねぇ。趣味の草野球をしている最中に、喉に違和感を感じました。僕はファーストを守っていまして、イニングの入れ替わりの時に、「しまっていこうぜー」とか「お寺が燃えてるぞー」とか大きな声で言うんですけど、その時に喉に何か引っかかるっていうか。でも違和感って言っても、年がら年中公私の区別無しに奇声を発している僕ですから、「むっきょっきょー」とか「みんなーお寿司が落ちてるよー」とか、がなり続けている僕ですから。この程度の違和感には慣れっこで、その時は気にも留めなかったっていうのが、正直なところです。
で、次の日の朝、金曜日の朝なんですけど、横で寝ていたカミさんから、「あんた、尋常じゃないイビキかいてたよ。何かダイソンの掃除機で、エチゼンクラゲを無理やり吸おうとして悪戦苦闘しているような音。あんたと十年以上一緒にいるけど、あんなの聞いたことないよ。昨日の夜、ダイソンとエチゼンクラゲをペアで飲み込んだっていうんなら話は別だけど。覚えがないんなら病院に行ったほうがいいよ。」と言われたものの、正直面倒臭かったのと、元来病院と金玉袋を錆びた植木バサミで切ろうとする人が数人集うプレハブが大の苦手な僕は、結局そのまま放っておいたんですけど。これ、今思えば、「たけしの本当は恐い家庭の医学」みたいな話だったんです。
金曜日の夜、何時頃でしたかねぇ。確か、「花金データランド」見てましたから、7時半から8時くらいの間でしたか。ああ、思い出しました。8時ちょっと前です。思い出した、「花金データランド」は見てなかった。とっくに終わってるし。そうそう、ご飯食べてました。ご飯食べてましたら、固形物を飲み込むたびに、なんか喉の左側が痛いんですよ。ミートボールを食っても、エリンギとアスパラとイカを炒めたのを食っても、ご飯を食っても、ベンガル虎の睾丸とシーチキンの和え物の朴歯焼きを食べても、何か飲み込むたびに、チクッ、チクッて痛い。喉の中の左側が。でもね、ミートボールがあまりに旨かったんで、旨いポイントにして50から60旨かったんで、チクチク痛むたびに2,3ポイント引かれたとしても、それをカバーして有り余る。一口につき47ポイントはお得だったんで、まぁいいかって感じで。でも、次の日の朝、僕の身の起こることを考えたら、39歳にもなってミートボールの美味しさに、心奪われてる場合じゃなかったんですよね。でも、ミートボールって旨いんですよね。まぁ命と引き換えにするほど旨いかって言われると、それほどのミートボールは世界中に5個もないだろうし、金曜日の夜食ったやつは冷凍食品だし、それほどのものでもないって答えるしかありませんけど。 」
* 「 さあ、事件が起きたのは土曜日の朝。急に口の中に何かをねじ込まれたような息苦しさに目が覚めた。突然、ウエってなって、喉に何かが詰まってるんだけど、ウエってやっても出ない。何度もウエってして、だ〜いじょ〜ぶだ〜、ウエッ、ウエッ、ウエッ。・・・ってやってもとれない。最初は寝ぼけていたけど、しだいに頭がはっきりしてきた。僕の喉に何かが詰まっているが、一体これは何だろう。頭に浮かんだのは3択。1、昨日のミートボール。2、四星球(スウシンチュウ)のドラゴンボール。3、僕を殺そうとするフェアリー。さらに頭がはっきりとしてきて、2択になった。A、昨日のミートボールが喉に詰まっている。B、喉の中がビックリするぐらい腫れている。どっちにしてもこりゃ病院に行くしかない。カミさんの車で病院へ。 」
≪ C M ≫
* 繰り返し
「 この一大事に、注射打たれるの嫌だなぁとか、小学生みたいなこと思いながら、病院のベンチで待っていると、大発見しましたよ。左に首をかしげていると、あんまり苦しくないの法則。ならばこの先一生、滝川クリステルよろしく、左に傾いていれば注射も無しでいけると思った矢先に、「篠岡さーん、篠岡 建さーん、耳鼻咽喉科診察室へどうぞ。」って呼ばれちゃいました。中に入ると、医師免許を持ってそうな、医大を出てそうな、鼻や喉の病気に詳しそうな人が、「どうしました?」とか言ってきたんで、「色々あったんですけど、今後、滝川クリステルスタイルで生きてくことで、解決できそうですから結構です。」とも言えず、ここまでのくだりを説明したんですよ。「花金データランド」とか「みんな、お寿司が落ちてるぞー」とか、あの辺の寄り道は抜きで、簡潔に。3日前くらいから喉に違和感がありまして、あまり気にもかけずに暮らしていたら、物を飲み込む際にチクチクとした痛みを感じるようになりまして、昨晩寝ているうちに急に腫れが酷くなって・・・。
今までの長い長い寄り道はなんだったんだろう・・・っていうくらいに簡潔に経過を話したら、何かもの凄くでかい注射みたいな筒を取り出したんですよ。目の前のお医者様が、ドクトル様が。ものすげービビッてたら、でかい筒の先から伸びてるのは針じゃなくて、なんだか細いストローみたいな管で、先っぽがピカーッて光ってる。それが何なのか理解する前に、その管を左の鼻の穴の中にに入れられた。抵抗する間もなく、ズルズルズルズル鼻の奥に侵入していく、先っぽが光る管。そして、筒状のグリップの後ろに付いている覗き口から覗き込み、「こりゃー凄い」と繰り返す先生。なるほど、これは鼻の穴から通して、喉の奥を覗く最新の医療機器。「鼻の穴からお邪魔しまスコープ」と見た。しかし、恥ずかしいやら気持ち悪いやら、それから、「こりゃー凄い」って何が凄いんだ?僕の中で行われているイベントを、家主の僕が見られないなんて。Yahooドームでやっているプレイオフを、孫会長にだけ見せないで、どっちが勝ったか教えないよハーゲ、って言うようなものですよ、この状況は。しかも僕はこの時点でまだ、ミートボール詰まっている説を捨てていないですから、かなり恥ずかしかったわけですけど。
ドクターが言うことには、「喉の中にある声帯のすぐそばが、炎症を起こして酷く腫れている。すでに、空気の通り道である気道を塞ぎかねない勢いである。原因自体は、口の中からばい菌が入った程度のことだが、ここまで腫れるとは。これ以上腫れたら、気道を完全に塞いでしまう危険すらある。」気道は空気の通り道、ということはついさっき教わったので、気道を完全に塞いじゃうとどうなるかは、何となく分かった。僕ったら本当にお利口ちゃん。となると、次にする質問はこれしかないでしょう。「先生、どんなことをすると、僕の喉はこれ以上腫れてしまうのでしょうか?」これに対して先生の言葉は、「声帯のすぐそばなので、しゃべるのは、絶対ダメ。あと、刺激物を食うの、ダメ。」この時点でお利口ちゃんの僕は、今日の夕方から、テレ朝にて「愛のエプロン」という番組の収録にゲストでお呼ばれしているが、あの番組においての僕ちゃんの役どころは、得体の知れないものをモリモリ食べて、元気にコメント。ということは、ヘタすりゃ死ぬな、と理解しました。
でも、僕はこんなにお利口なのに、僕の知らせで駆けつけたマネージャーの小林君が、あまりお利口じゃない。医大を出て、医師免許を持っていて、僕の鼻の穴の中にファイバースコープをぶち込んで、自由自在に操る先生様に対して、「愛エプは無理ッスか?じゃ、スポーツニュースは?明日は、4時間のラジオ生放送なんですけど、これは何とかなりませんか?火曜日以降なら、スケジュール的に入院オーケーなんですけど。どおッスかね?」と、食い下がっちゃってる。あまりの食い下がりに、もう俺、インリン辺りの作った激辛料理食って死のう。元はと言えば自分で蒔いた種だし。とか思っていたら、先生が素晴らしきお言葉をのたまいました。「僕以外の耳鼻咽喉科の医者が、100人この症状を見ても、100人が100人とも即入院って言いますよ。」「僕以外の耳鼻咽喉科の医者が、100人この症状を見ても、100人が100人とも即入院って言いますよ。」「僕以外の耳鼻咽喉科の医者が、100人この症状を見ても、100人が100人とも即入院って言いますよ。」この金言に、マネージャーの小林も、仕事もそうだが、可愛いタレントの命とは引き換えに出来ぬと思ったか、「チッ、そこまではっきり専門家に言われた日には、後で裁判になった時に絶対負ける。」と思ったらしく、すぐに入院させてくれました。 」
≪ 優雅な音楽 ≫
「 病室の14型のテレビで見る、自分の出ていない「スポーツ魂」は、しょっぱいです。病室で聞く、自分の出ていない「日曜日の秘密基地」、情けないです。「愛のエプロン」は代わりのゲストが出てくれたそうです。ホリプロのみんなが、入れ替わり立ち代り見舞いに来てくれて、なんか凄く優しいのがキツイです。僕のいない「深夜の馬鹿力」のために、スタッフやら若手芸人やらが燃えているのも、頼もしいやら申し訳ないやら情けないやらです。カミさんは、筆談用の紙に「いいから今は寝ろ。全力で寝ろ。一生懸命寝ろ。ひたすら寝ろ。」と書き残し、家に帰りました。何より、リスナーの皆さん、本当にすみませんでした。来週から、また頑張ります。平成18年10月2日22時10分、都内某病院病室にて。構成の渡辺君が、いち早くお見舞いに来て置いていった「月刊ムー」と洋物のエロ本の詰め合わせを、点滴を取り替えに来たナースに不信な目で見られながら・・・ 伊集院光 」