suicide bambi

パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

椎名林檎と宮本浩次

スカパラと宮本浩次は以前から夢見ていたので
まさに夢のコラボ!と思ったけれど、
椎名林檎と宮本浩次は思い描いていなかったので
誰かの夢を見ているみたい……だと思った。


一番最初に椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」のMVを見た時、圧倒的な楽曲と歌声と映像美に目眩がした。椎名林檎の世界観に迷い込んでしまったような感覚。椎名林檎は華やかで、宮本浩次は恐ろしく思えるほど、全てがプロフェッショナルな感じだった。



そのきらびやかな世界と、自分のいる世界があまりにも違いすぎて、自分が酷くみすぼらしく思えて、目の前が歪んでいくような気がした。月曜深夜、いつも通り、ラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」を聴いて落ち着く。

自分はやはり深夜ラジオを聴きながら、一人にやにやして縮こまっているような人間なのだ。しかし、そのラジオで不意に「獣ゆく細道」が流れた。不意打ちは驚き以上に嬉しさが勝る。改めて楽曲だけで聴いたら、身構えずに聴いたらとても良かった。

伊集院さんが「すげーな、このカップリング」と珍しくオンエア曲に反応し、「椎名林檎っぽい!」「エレカシの宮本さんと五分五分ではなくて、椎名林檎寄りって思いましたよ」と話していて、もの凄く共感してしまった。

そう、「椎名林檎」感が凄いのだ。久しぶりにまともに椎名林檎の世界を食らって、酔う。思い切り宮本浩次に睨まれて、怯む。楽曲は素晴らしいと思いながらも、MVはその後なかなか見られなかった。

そして、2人が「ミュージックステーション」に出演。いやそれはもうカッコいい、凄い、素晴らしい、圧倒的、言葉は言い尽くされているだろう。宮本浩次の圧倒的な歌声と存在感、椎名林檎の揺るぎない音楽と佇まい。ダンサーが取り囲みしなやかに踊り、椎名林檎の周りを宮本浩次が激しく舞う。なんだか夢を見ているようだった。

それは椎名林檎が描いた夢なのか、椎名林檎と宮本浩次 各々が好きな人が思い描いた夢なのか。誰かの夢を覗いているような、とんでもない夢だ。いい夢見させてもらいました、とお礼を言いたくなる。

椎名林檎の印象について、「ここでキスして」を聴いた時に歌声も歌詞も新しい歌手の方が出てきたと思った、と宮本浩次が話していた。そういえば、「ここでキスして」の頃の曲は好きでよく聴いていて、自分も無邪気にカラオケで椎名林檎の曲を歌っていたような人間だったことを思い出した。

忘れていたのか、忘れようとしていたのか、椎名林檎の曲は多感な時期のどこかに刻み込まれている。思えばエレカシの曲もそう、90年代に刻み込まれた音楽は、どんなに時間を経て、距離を置いて、嗜好が変わろうとも、消えることがないようだ。

それは人によって80年代かもしれない、70年代かもしれない、2000年代かもしれない。それぞれの年代にしか感じられない何かがあるのではと最近考えているが、そこに固執して分断したらつまらないだろうとも思う。

平成の終わり、2020年東京オリンピック、
宇宙旅行に行ける未来、それほど興味はない。

ただ、続いていく音楽と彼らの情熱だけは逃すまい。





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