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パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

【ジャンゴ・バンゴ・デラックス】21/4/17…ヒロト選曲:モーリン・タッカーとジョナサン・リッチマン「I'M STICKING WITH YOU」/モーリン・タッカー「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」

2021年4月17日 fm nagasaki
DJANGO BANGO DELUXE


毎週(土)19:30~19:55 On Air!
DJ:ツネ / ヒロト



【オープニング】

DJ・ツネ 「『ニーナ・シモン~魂の歌』ってドキュメンタリー映画を観ました。ちょっと前の映画なんだけど。いや、面白かったー!っていうよりは、すごいもん観ちゃったなってのが正直な感想なんですけど。

生涯、黒人であることが彼女に常に、つきまとうんだけども。元々 クラシックやっててね、小さい時から才能があって、名門のジュリアード音楽院まで進んだんだけど。当時、クラシック界っつうのは黒人を受け入れてなかったんだね。それで、クラシックピアニストの夢を絶たれて、生活のために酒場でピアノの弾き語りを始めるわけだ。まあ歌を歌うきっかけとしては、全てはそこからだったんだろうけど。

ジャズやソウル、ブルースやフォークソング、ゴスペルからシャンソンまで、色んなジャンルの歌をクラシックをベースにしたスタイルでね。そんで売れっ子になって、のちに、公民権運動に、傾倒してってね、キング牧師と共闘するわけだ。そんで黒人のために闘う歌手に変貌して、プライベートでは旦那のDVにさらされたりしてね、精神を病んでって。あげくに自ら、実の娘に暴力振るうようになったりね。もうむちゃくちゃですわ。

ドキュメンタリーでは、その娘さんが、母、ニーナ・シモンを語るシーンがあるんだけど。なかなか出来るもんじゃないよなぁって、つらかっただろうなぁなんて思いながら観てましたけど。とにかく、今のアメリカでも何ら変わらないような問題をね、当時 彼女が背負い続けて歌った証、と言えばいいのかな。そして彼女は、うーん、こんな言葉の枠にはめてしまうのもどうかと思うんだけど、間違ってるかもしれないけど、ニーナ・シモンは、パンクだと、思いました。うん。

これまでもジャンゴではちょくちょくかけてきましたけど今日は、1曲入魂で、聴いてください。で、この曲の間奏でね、クラシックピアノのアプローチがちょっと入ってるんで、面白いですよ。ニーナ・シモン、『Love Me Or Leave Me』」


Love Me Or Leave Me / NINA SIMONE

(Netflix 公式サイト)
ニーナ・シモン~魂の歌|Netflix



【ヒロト・コーナー】

ヒロト 「みんな元気だったかな?甲本ヒロトです。ここからは僕がやります。まずは1曲聴いてください。モーリン・タッカーとジョナサン・リッチマンで、『アイム・スティッキング・ウィズ・ユー』」


I'M STICKING WITH YOU / MAUREEN TUCKER with JONATHAN RICHMAN


ヒロト 「モーリン・タッカーとジョナサン・リッチマンで、『アイム・スティッキング・ウィズ・ユー』聴いていただきました。モーリン・タッカーは、元ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの人です。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、ルー・リードもいいし、ジョン・ケイルもいいし、みんな良くて、それぞれのソロアルバムも、好きなんだけど。モーリン・タッカーのソロは、たぶんこの番組で、取り上げるの、はじめてだったと思います。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド関係のものは、一度ハマると、何回も何回も、1日のうちに何回も聴いてしまうんです。何か不思議なものが、あるんですね。あやしい何かがあるのかもしれません。

そして、今聴いてもらったのは、ジョナサン・リッチマンが一緒に歌っているのです。ジョナサン・リッチマンは元々、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに憧れて、あんなふうな音楽がやってみたい、と試行錯誤する中で、モダン・ラヴァーズをやっていたんです。そして、その初期のモダン・ラヴァーズのサウンドとか活動が、ニューヨークパンク、ロンドンパンク、みんな、に影響を与えたんです。

そして、77年の、パンクロックブームが、起きたんだけど。その頃にはもうジョナサンは、あのへなちょこジョナサンに、なっていたので。僕は最初意味がわからなかったんだけど、今は何となく、その共通性が、見えてきたような気がします。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも、へなちょこの、魅力だったのかなぁ、というふうに、今は思うし、またそのうち変わるかもしれない。ずーっとそうやって、色んなふうに、印象が変わりながら楽しめるのが、音楽だなぁと思います。

もう1曲聴いてください。次はね、モーリン・タッカーが1人で、全部の楽器をやっている、と思われます。聴いてください。モーリン・タッカーで、『ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー』」


WILL YOU LOVE ME TOMORROW / MAUREEN TUCKER

ヒロト 「モーリン・タッカーで、『ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー』聴いていただきました。ねえ。名曲中の名曲ですよ。いくら褒めても、褒め足りないくらいの名曲、シュレルズのヒットで、おなじみのこの曲ですが、モーリン・タッカーのこのバージョンすごくいいです。

変だなぁ、と思ったのは、エンディングのフェイドアウトの長さで、なんか不自然なんです。ずーっとちっちゃな音で、よーく耳を澄ませないと聴こえないくらいのフェイドアウトが、ずーっとやってて。そのフェイドアウトの中で、ちゃんと終わってるんです。

そういうのもなんか、クスリとさせるような、へんてこなところが、このヴェルヴェット・アンダーグラウンド一派の持つ、なんだか中毒性に繋がっているのかもしれません。しれません。ほんとにしれないんです。それではまた来週、元気でね。甲本ヒロトでした、バイバーイ。」


(オンエア曲)
'21 4月17日 On Air List|DJANGO BANGO DELUXE



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