bloodybear
→ RSRから無事帰宅。クロマニヨンズは「ジンギスカン」「毛ガニ」「メロン」を引っぱって、ミスチルは意外と感動が薄く、Birthdayが妙に染みました。(8/19)
パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。
以前から太田さんがラジオで語っていた「ミスチル・桜井×爆笑問題・太田」の対談が読みたくて、その対談が載ってる「別冊カドカワ」という雑誌を探し歩いたんだけど、これが近所の本屋のどこにもない。発売して少し時間が経ってたからもう売り切れてしまったんだろうか、手に入らないと思うと余計に気になるものである。例えば今の時代ネットで買うという手もあるけれど、ネットで買うのはいまいち好きじゃない。ということで、ちょいと足を伸ばしてお茶の水(神田?)辺りまで出かけて来た。あの辺は本屋がたくさんあるし、個人的に好きな本屋もあるし、あまりガヤガヤしてない雰囲気がなんだか好きだ。

一軒目の本屋にはなかった。まあそのうち見つかるだろうってな感じで、ちょっと道を外れて、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」に寄った。普通の本屋では隅っこに1冊置いてあるかないかみたいなマニアックな本が、ポップ付きで堂々と平積みになっている素敵なこの本屋(雑貨もある)。実は全国展開していて、下北沢・お台場・新宿などいくつかの店舗に行ったことがあるけど、自分はお茶の水店が一番好き。一番落ち着く。平日の昼間に行くとガラガラだし、ただえさえ脇道を入って階段を下りていった地下にあるので、知ってる人しかたぶん行けないような場所にあるのがまたいい。



例えば下北沢にある店も好きだけど、下北はちょっとガヤガヤ・ゴチャゴチャしすぎてて、わが道を行くってな感じの若者がオシャレ臭を出してる雰囲気がちょっと息苦しい。お台場などショッピングモールに入っている所なんかは、あまりマニアックなものに興味のなさそうな普通の人が、何か変わった店があるわ的な好奇心で出入りしているよそよそしさがある。じゃあ御茶の水店はというと、大学やら専門学校が多いのでたぶん学生が多いような、はたまた夕方になるとビジネスマンっぽい人もいて、自分のような何やってるかわからないような人間もいたりする。わりと落ち着いてるのかもしれない、とにかく居心地が良い。

お茶の水近辺には本屋はたくさんわけで、そんな中でヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレヴァン)に来る人は他にはない何かを探しに来ている気がする。宝探し的な面白さがあるといえば、以前「ドンキホーテ」に対してそんな表現をしている人がいたけど、自分はドンキの雰囲気は好きじゃない。あそこはただゴチャゴチャしているようにしか思えない。本屋とディスカウントストアを比較するのも変だけど・・・自分は、品物に対してそこに価値を見出したらそれ相応の値段を払うべきだと思っている人なので、センスのなく積み上げられた激安商品を買う趣味がない。そんなわけで、ヴィレヴァンこそ宝探し的な面白さがあるように感じる。あそこに行ったら何かあるんじゃないか、何か出会いがあるんじゃないか、という自分探し的な要素もあるのかもしれない。色々探し回った挙句、結局よくわかない漫画を買ってきて後悔したりするわけだけど、それもまた楽しかったりする。例えばヴィレヴァンで出会ったモノの中に、浅野いにおの「素晴らしい世界」という漫画がある。



世界の終わり
手にしたきっかけは表紙のクマ・・・クマの被り物をした男がピストルを手に走っている姿が、その漫画の表紙には描かれている。その様子がどこかの掲示板で、ミッシェル・ガン・エレファントの1stシングル「世界の終わり」、及びアルバム「cult grass stars」のレコード盤ジャケ(スーツ姿のメンバーがクマの被り物をして映っている)を連想させる・・・と書いてあるのを見て、どうにも気になっていた。普通の書店ではおよそ発見できなかったその漫画だが、ヴィレヴァンでは平積みで存在感たっぷりに置いてあった。これは買わずにはいられない!ってなことで、ほとんどジャケ買いでその漫画を購入したら、今の自分の心情にガッツリとハマるものだったというわけだ。

こっそり画像を見比べてみる。
→ 「 素晴らしい世界1 」 浅野いにお  ( セブンアンドワイ )
→ 「 世界の終わり 」 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT  ( rockin' blues.com
→ 「 cult grass stars 」 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT  ( rockin' blues.com )

内容について書くと長くなりそうなのでやめておくけど、とにかくこの世界でどこか上手いこと生きれてない奴の心にはビシビシ響いてくる感じだ。最近では、地元の本屋でも浅野いにおの漫画を見かける(見つけやすい場所に置かれる)ようになったが、何となくヴィレヴァンに行った時に新作を買ってくるということが多かった。そして今回、ヴィレヴァンの漫画売り場を訪れると、浅野いにおら新進気鋭の漫画家が特集して取り上げられていて、そこにあったポップを見て思わずドキッとしてしまった・・・。そこには、【ヴィレヴァンの他店舗のスタッフとそれぞれにどんな漫画が売れてるか?という話をしてて、「お茶の水では浅野いにおがよく売れてる」と言ったら、「お茶の水には病んでる人が多いんだね」と言われた】と、いうようなことが書かれてあったのだ。

【 ソラニン (1) 】
浅野 いにお
ソラニン 1 (1)
なにーっ!!浅野いにおを読んでる人は病んでるのか?浅野いにおの漫画を好んで読んでいる人は病んでると思われてるのか?つまり、浅野いにおの漫画を好んで読んでいる自分は病んでるのか・・・!?うーん、確かに人生に迷走はしているけど、そこまで深刻な“ザ・心の闇”を抱え込んでいるという自覚はない。そもそも浅野いにおの作品もいくつかあって、「虹ヶ原 ホログラフ」なんかはそれはそれは暗くて狂気的な香りがするけど、ヤンサンで連載されてたという「ソラニン」なんかはそれはそれは爽やかで青臭さが残る感じだし。自分はやっぱり「素晴らしい世界」や「ソラニン」みたいな感じが好きで、「虹ヶ原 ホログラフ」のようなのは苦手なのだ。“ちょっと世界から浮いてる”くらいの姿に共感するんであって、“異次元に行ってしまう”ほどの狂気はさすがには共感出来なかった。・・・と、まあ実際に 【浅野いにおの漫画がよく売れている故にお茶の水には病んでる人が多い】 かどうかはわからないけど、場所によってよく売れる本がそれぞれ異なるという話はちょっと面白いなぁと思った。



話がだいぶ横にそれてしまったが、確か本来の目的は「ミスチル・桜井×爆笑問題・太田」の対談が載っている「別冊カドカワ」を探すこと。漫画売り場のポップにドキッとさせられている場合ではない。一応ヴィレヴァンでも「別冊カドカワ」を探してみたけどやっぱり見つからず、その代わり「松尾スズキ×爆笑問題・太田」の対談が載ってる「hon-nin」という雑誌が積み上げられているのを見つけた。それは、買おうかどうしようか近所の本屋で何度か立ち読みしてるうちになくなってしまった雑誌だった。またここで出会ってしまったか・・・ということで、ここでも優柔不断に立ち読み開始。しかし、その対談の中で太田さんが“千原兄弟”と“ナイナイ”の名が出てくるとんでもねえエピソードを語っている部分を読んで、「どひゃー!!」とさせられ思わず購入を決意。その内容についてはまた別の機会に記事にして書こうと思う。

そしてもう一冊。店内を放浪していると、今バカ売れ中の「ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説」の横に積まれていた“やりすぎコージー”が表紙の「QJ(クイック・ジャパン)」と目が合ってしまった。とりあえず立ち読みをと思ってパラパラ見ていると、なんと今回の号では「浅野いにお」の特集もしているらしい。ここでもその名前を目にするとはなんたる偶然。いや、これはヴィレヴァンお茶の水店の戦略だ。いやいや、ずっと前から「QJ」はヴィレヴァンでは平積みになっていたはずなのだ。というのも、今までなぜか自分の中で 【「伊集院光の深夜ラジオ」と「QJ」には踏み込んではいけない】 という自主規制を勝手にしていた。聴いたら/読んだら絶対面白いんだろうけど、そこまで深いお笑い・サブカル的なものに踏み込んではいけない・・・と、若干残っていた乙女心で感じ取っていた。

しかし今回、「やりすぎコージー」と「浅野いにお」という自分の中のツボを突いてくる特集を組んだ「QJ」に、非常に心を動かされていた。家でゆっくり読みたい感じがするし、いっそ買おうかどうしようか。頭を悩まされるも、変な自主規制がその衝動を抑え込もうとする。・・・ん?でもよく考えたら、「伊集院光の深夜ラジオ」なんか1年ぐらい前からもう聴き始めちゃってて、いつの間にか毎週楽しみにガッツリ聴いてるじゃないか!と。もうとっくにそんなおかしな自主規制、破られてるじゃないか!と。そんなわけで、今回を持って自主規制は解禁、その足で「QJ」と「hon-nin」を手にレジへ向かい、乙女心にさよならを告げた・・・。結局、本来探していたものとは全然違う雑誌を2冊購入してしまったが、その後別の本屋に行って「別冊カドカワ」もしっかり買って帰った。妙にカバンが重くなったある日の出来事でした。(完)



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2008 スーサイド×バンビ, All rights reserved.
FC2ブログ 紹介予定派遣