suicide bambi

パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

ザ・クロマニヨンズ TOUR [MONDO ROCCIA] 11/11@渋谷AX 日記

guitarskelton
* 途中にセットリスト書いてあるよ!
* ライブレポじゃなくて日記だよ!
* やたらと長いけど内容はないようだよ!




ヤバイね。何がヤバイって、ライブに酔いしれて帰ってきて、ご飯を食べながら録画してあった「いいとも」(爆笑問題好きなので水曜だけ見てる)と「ロンドンハーツ」の芸人格付けを見てうひゃうひゃと笑ってたら、ライブ見てきたことサッパリ忘れてたよ!

そういえば耳の聞こえが何となくぼんやりとしてるのと、体がバカみたいにギシギシしてることで、そうだそうだライブを見てきたんだ!クロマニヨンズのツアー初日だぜ!と思い出す。気づいたらとっくに日付が変わってたので、そのあと「リンカーン」を見るのはやめておこうと判断した自分は立派な大人だな。

もっとライブの余韻浸るんだったなぁ・・・とお風呂に浸かりながら、モヤモヤとライブの情景を思い返す。「大好きなこと一つだけある」か、いや、大好きなことがいっぱいあったっていいだろ?と、ロックンロールがお笑いにかき消されかけたことを正当化しようと都合よく解釈してみる。というか、家に帰ってくるとガラにもなくロックを気取ってる自分が急に恥ずかしくなって、ついお笑いとか見ちゃうんだよな。もしや、ヒロトも同じか?



11日のライブは見れないはずだった。どうにもチケットが取れなくてガッカリしてたんだけど、2日目の12日は見れるんだから贅沢は言ってはいけないよなぁと思っていた。
しかし・・・ロックンロールの神様っているんだな!世の中捨てたもんじゃないな!
いい人もいるもんだな!色々あってチケットを譲ってもらえることになったのである。

色んな人に色々ありがとう。無駄に長いこの記事の文章分だけ感謝してます。
奇跡的な出来事はここに書くのは恥ずかしいので胸の奥にしまっておくよ。
というわけで、奇跡的に11日のライブが見れたんだ!



ザ・クロマニヨンズ 【 TOUR MONDO ROCCIA '09-'10 】
2009/11/11(水) SHIBUYA-AX
 

セットリスト ( 曲名|作詞・作曲|アルバム収録 )
01. ジャングル・ジャミン
02. ジョニークール
03. 突然バーン
04. アウト
05. メガトンブルース
06. 東京ジョニー ギター
07. 酒じじい
08. 恋に落ちたら
09. 炭酸
10. 渋滞
11. ムーンベイビー
12. フンカー
13. エロこそすべて
14. スピードとナイフ
15. 悲しみのロージー
16. 鉄カブト
17. グリセリン・クイーン
18. ギリギリガガンガン
19. 紙飛行機
20. エイトビート
EN 1. メインジェット
   2. ネギボーズ
   3. タリホー
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
(甲本ヒロト)
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(真島昌利)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(真島昌利)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
(甲本ヒロト)
(真島昌利)
(甲本ヒロト)
[MONDO ROCCIA]-01
[MONDO ROCCIA]-06
[MONDO ROCCIA]-10
[MONDO ROCCIA]-08
[CAVE PARTY]-04
[CAVE PARTY]-02
[MONDO ROCCIA]-09
[MONDO ROCCIA]-11
[MONDO ROCCIA]-05
[FIRE AGE]-初回限定版DVD収録
[MONDO ROCCIA]-07
[MONDO ROCCIA]-04
[MONDO ROCCIA]-12
[FIRE AGE]-08
[CAVE PARTY]-03
[MONDO ROCCIA]-03
シングル/[MONDO ROCCIA]-02
シングル/[CAVE PARTY]-01
シングル/[CAVE PARTY]-14
シングル/[FIRE AGE]-01
[グリセリン・クイーン]-03
[グリセリン・クイーン]-02
シングル/[ザ・クロマニヨンズ]-12



久しくお目にかかってないような良い番号のチケットを譲って頂けたので、久しぶりに時間通りに開場してフロアへ向かってダッシュする。すげー懐かしい!ああいうのしたの、いつ以来だろう?クロマニヨンズではやったことがないような気がする。ベースのコビーを「勝さん」と呼んでいた時代のバンドにハマッてた時によくやっていた気がする。

ライブ中はついヒロトの姿を追ってしまうたちだけど、真ん中は体格のいい男の人が多い感じだったので、こりゃ埋もれるなと思ってマーシー側へ。この日はいつになく熱い男の人が多い印象だった。前説が始まる前から押し合いへし合い。

そしてお馴染みのスタッフの人が(この日はライダースかなんか着てた)いつものロックンロールがどうたらこうたら・・・ってやつを語り出す。「転がる石に苔はなし!」とか、この日のために一生懸命考えてきたのだろうかと思うセリフをとうとうと語る。注意事項を言うのなら手短かにサクッと言ってくれりゃいいのに、素直に同意する「イエーイ!」という声に混じって「うるせ~!」「なげ~!」という声もちらほら。ガタガタ言ってねえでさっさとロックンロールをよこしやがれ!ってな感じか。

メンバーが登場した時はもう何が何だか記憶にない。身動きが取れなくて、なるべく苦しくないように居場所を確保するのに精一杯。マーシーがチラッと見えて、ヒロトがチラッと見えて、よしよし、他はもう何にも見えない。久々に前方に位置を構えたので、なかなか慣れるまでに時間がかかった。やけに息がしづれえなと思ったら、隣の人の腕に思いっきり首元の頚動脈を圧迫されてる。まあまあまあ苦しいわけだけど、この場所じゃそんなことしょうがないことだ。この程度のことは覚悟していたさ。

がしかし、この状態のままいるとフワッと意識が遠のきそうに・・・あれ?なんだか気持ちよくなってきたよ?それは死ぬ前兆です。というのは大袈裟だけど、このままの状態はおそらく絶対によろしくない。とりあえず頚動脈は勘弁して下さいってことで、何とかあれこれ体勢をかえてみる。何とか生き延びれそうな格好でステージを見上げる。前方で見るタイプの人はぜひ自分の腕が隣の人の頚動脈を圧迫してないか、ちょこっと気にかけてみてほしい。何とか共存する道を探ってみようじゃないか。



1. ジャングル・ジャミン

予想通りの「ジャングル・ジャミン」スタート。一曲目のお決まりの生きるのに精一杯な人波の中、まさにこの曲から始まるの待ってましたー!感と、今日もロケンローにやったるぜ!感に満ち溢れた彼らの姿が見えたことで、苦しさより嬉しさが先に立つ。苦しさは二の次だ。楽しまなきゃ損だ。ケガさえしなけりゃ体の痛みなどどうでもいい。明日もあるから無理するのはやめとこう・・・なんて、明日死んだらどうすんだ!ってなわけで、「レッツゴージャミーン」で「わーいわーい!」する。思ってた以上に楽しくて、思った以上に苦しい。楽しいと苦しいは紙一重だな。

「ウォッウォッウォウォッウォッ」って掛け声を夢中でやってる男の人が妙に目について、なんだか微笑ましい。みんな夢中だな、みんな本当にクロマニヨンズが彼らがヒロトがマーシーが好きなんだなぁ~としみじみ感じる。楽しそうな人の顔を見て自分も楽しくなる。昔からライブを見てるとそんなふうになる。



2. ジョニークール

怒涛の1曲目が終わって、息つく間もなく心地良いイントロギターが聴こえてくる。ああ!もう「ジョニークール」かよ!ってことで勢いが全く止まらない。「ゴー!ジョニー ゴー!」は間違いなく楽しい。まだ体勢を立て直すのに精一杯な時だったりするけど、これは逃すまいと思って必死でジョニーを追いかける。苦しさより先に楽しさを優先せよ。痛みは後から追いかけてくるがそんなもんはプラマイゼロだ。

マーシーファンの人はおそらくギターを弾いてるマーシーの表情を見てるのかもしれないけど、自分はやはりギターを弾いてるマーシーの手元を見てしまう。ギターが上手いとか下手とか、音が合ってるとか間違ってるとか、そんなことはまるでどうでもよくて。
ただ流れるように弾いている、まるで魔法のようにギターから響いてくる音が大好きだ。



3. 突然バーン

まだ3曲目、意外にも序盤で「突然バーン」のイントロが始まって、思わず「わぁー!」とか歓喜の声を上げてしまう。何かのスイッチが入る感覚。普段はライブ中やんわり歌う以外はあまり声を出さないタイプなんだけど、好きな曲が初めて聴けた時って理性とか吹っ飛ぶ。いらんいらん、そんなもん。捨ててしまえ。

メロディーや歌詞の感じがもっと感傷的に聴こえるかと思ってたけど、意外とひょうひょうと走り抜けてく印象で、だけどそれだけにサビの「バーン!」「パンパカパーン」のはっちゃけ具合が素晴らしく楽しい!もうこれがやりたくてやりたくてしょうがなかったんでしょ!?という感じのヒロトの突き抜けるような「バーン!」がたまらなくいい。

ライブで聴いたら「パンパカパーン」に何ら違和感を感じない。「この曲、いい曲なのにサビがどうかしちゃってるわ~」と引いてる人がいたらそれはもったいない。ここは素直にはしゃいじゃった方が絶対楽しい。理屈じゃない。突然バーンとガーンとドーンとグワーッと来るんだから!「直径30cmでも 僕には宇宙に見えました」と真剣な表情で歌うヒロトが広げていた手の平は、何かを力強く握り締めてるかのように見えた。

ちなみにこの曲の時、やっと落ち着いて視野が広がってきたのか、正気が戻ってきたからか、ステージの後ろに手で“C”の形をしたお馴染みのモチーフのオブジェがあって、照明でそれが浮かび上がるように見えてることに気づいた。白くて大きな手が照明によって色んな色に染め上げられてく様子が印象的だった。



4. アウト

思ってた以上にライブ映えする曲。ふと「厄介者を切るはさみ~!」という所がなんか怖く感じる。よく言えば心が研ぎ澄まれていく、悪く言えば危うく殺伐とした気分にもなる曲だ。無我夢中で「アウトアウトアーウト!」していた気がする。曲もカッコいいが、歌ってる時のヒロトも相当カッコいい。



ここらのMCで「こんなに練習したのは初めてです」的なことを言ってたヒロト。普通ミュージシャンなら「リハーサルをした」と言いそうなもんだが、「練習した」とか言っちゃう所が彼らしい。方々のインタビューでもツアー開始に向けて「これから練習しなきゃいけないんです」というようなことをよく言ってたけど、その「練習」アピールは一体なんなんだ?そんなの黙ってやりゃいいじゃん?

いっぱい練習したことを褒めてほしいのか?「ちゃんとカッコよく聴こえてるよ!」「ちゃんと楽しいよ!」って言ってほしいのか?なら言ってやる。ちゃんとカッコよく聴こえたよ!ちゃんと楽しかったよ!まあ自分なんか、おそらく多少演奏やらを間違われてても問題なく楽しめちゃう、ちょろいロックンロール好きな客だけどね。



5. メガトンブルース

MC明け、久々にやりますってな感じで「メガトンブルース」。うは、予想外!これは嬉しい!久々に聴いたけど、ちゃんと体がリズムを、頭が歌を、覚えてるもんなんだな。「シャブナンゾーンナチンケナモン」ってもう楽しすぎて窮屈な中で跳ねまくって何が何だか。ヒロトは笑顔だ。

今ふと思ったんだけど、この時期にこの曲をやるってのはまさか、のりピーや押尾の事件に対するメッセージなんじゃ・・・なんて気のせいだな。うそうそ、深読みしすぎ。ともかく「シャブナンゾ」なくたって、充分ハイな気分に頭がおかしく楽しくなれるのである。
イランイランソンナモン。ロックンロールデジュウブンダモン。



6. 東京ジョニー ギター

イントロが聴こえた瞬間、一瞬にして過去に味わった衝撃が蘇ってくる!無我夢中で音を追いかけてしまった。人波に押されて体が痛い?そんなのてんで忘れちゃうくらいカッコいい!「チョーキング一撃 いかれたハウリング」で思わずマーシーの方を見やる。普段は楽しむのに夢中でめっきり見逃していた、ちょっと得意げにチョーキングやらを弾くマーシーの姿が見えてドキドキする。

斜め前にいたマーシーファンの人は、マーシーのことを凝視していて終始嬉しくてニヤニヤしているご様子。そうかそうか、他のものはまるで目に入らないのだな。マーシー側にいたから当たり前なんだけど、気づいたら周りがマーシーファンだらけでみんな右の方へ向いてて、無理してヒロトの方を見ようとすると首がおかしな方向に曲がりそうになったよ?・・・けど、確かにマーシーは素敵だったから許す!



7. 酒じじい

問題の曲キター!って感じで、「酒じじい」の件のギターとドラムのイントロが聴こえてきてなんかもう面白い。まったくなんちゅう曲を作ってくれんだ!と思ってマーシーの方を見たら、澄ました顔でひょうひょうとギターを弾いてて、まったくもう罪な男だな。ノリはいいので意外とライブで聴くとなかなかいい感じ。ドラムの音が気持ち良く響いてくる。

で、件の手拍子タイムがスタート!ドラムの音が急にタイコ調になる。どうしろっちゅうんだ。おーい、祭りが始まったぞーい!流れに乗って「もう一杯ちょーだいな」ってな、あれな感じのやつをさぐりさぐりやってみる。あら、思ったり楽しい。ああ!マーシーも手拍子してるー!!思ってたより淡々としてる感じだったので、平然を装わずもっと照れやがれ!と思ったり。

「もう一杯ちょーだいな」が終わって再び曲が始まるまでに、ライブ独特の間が流れる。照れ笑いするヒロト。会場中、み~んなニヤニヤタイム。ああいうライブっぽさは凄く好きだ。そして、なぜだろう、いつ曲始まるの~!?って感じで、件の面白いギターとドラムの音を待ちわびてしまう不思議。気づいた時にはまんまとこの曲に引き込まれてる。



8. 恋に落ちたら

わぁー!「あのね」が始まる!どうしようどうしよう。歌が始まる前からすでにドキドキ。アルバム付属のDVDの映像で見た印象より、もっと無邪気な感じに聴こえる。単に一生懸命歌ってるとかだけじゃなくて、少年のようなぶっきらぼうさも感じる。もしかしたら人前で歌う照れくささがあるのかもしれない。「あのね」の掛け合いはひたすらに素敵で、ヒロトもマーシーも観客もみんな優しい顔をしている。これ以上言葉にはできない。小田和正の「言葉にできない」の域だな。



9. 炭酸

始まった瞬間、まさにシャカシャカ振った炭酸を開けた時みたいに「わぁー!」となって弾けてしまう!ギューギューな中、無理やりに跳ねて跳ねて、跳ねたくて跳ねにくい密集具合で、それでも楽しくてしょうがない!

やっぱり短い、名残惜しい。切れが良く、後味がいい。「もう一杯ちょーだいな」とは、自分の中ではまさにこの曲のこと。酒よりも炭酸の方がいい。お子様な感覚と言われても、自分は炭酸の方が好きだ。いっそ骨まで溶かしてくれー!と思う。もう3回くらいリピートしてやって欲しかったけど、名残惜しいくらいがちょうどいいのだろう。



10. 渋滞

曲前にスタッフから何やら小ぶりなブツを渡されてたヒロト。何だろ、ハーモニカかな?・・・と思ったら、予期せず「渋滞!」で跳ねるようなイントロが始まる。わぁ~久々な感じ!しかも、何となくこの曲は自分の中ではハイロウズっぽいイメージがあるので、妙に懐かしく感じたりする。ハープの音と、もったりと跳ねるようなリズムと、掛け合いになる所が凄く好きだ。

CD音源になってない曲だけど、みんなちゃんと覚えているかい?さぐりさぐりノッてるっぽい人もけっこういたけど、自分はちゃんと覚えていたよ。バッチリ細かい掛け合いの所までノッてやったさ!ガシッとハマる感じが凄く気持ちいい。でも知らなくても充分楽しめるのがロックンロールなんだけどね。



11. ムーンベイビー

そんな流れで「ムーンベイビー」、いいねいいね!ギターの音が好きなんだよ。流れるようにギターを弾いてるマーシーを眺め回してしまうよ。でも意外と可愛い内容の歌を唄ってるヒロトも見つめてしまうよ。マーシーが書いた曲だけど、まるでヒロトが書いた歌のようになんだか妙にしっくりして聴こえてくる。でもやっぱり音はマーシーっぽいかな?ギターが好きな人の音だよな!だからこの曲は好き。



12. フンカー

始まった瞬間に「フンカー」だ!ってわかるわかりやすさがいい。思ってた以上にライブで聴くと楽しい。ジャッ!ジャッ!と切れのいいギターの音が何とも心地よい。一歩一歩ドンドンと踏みしめるようにノリノリで左右に揺れてるヒロト。曲中ほどの「フン、カー!」にえらい力がこもってる。のどかな雰囲気に揺れていると「風を食べている~」が吹き抜けて気持ちがいい。本当に風を感じられる場所で聴いてみたくなる。



13. エロこそすべて

「新曲なのにみんなちゃんと歌えるんだなぁ。もっといい声聞かせてくれよ~」ってな感じのヒロトのMCがあって、いやいや、こちらも3~4割ぐらい間違って歌ってますからそんなに褒めないでください、てへへ。と思って、何?何?次は何の曲?もちろん一緒に歌うよ~!と思ってワクワクしてたら、聴こえてきたイントロは・・・えっ、エロだー!エロ、キター!来たのか。ついに来てしまった。とっても嬉しそうなヒロトをよそ目に、みんなもれなく、ニヤニヤ、ザワザワ。

みんなやるの?やっちゃうの?あ~やんないの?やるよ。やってやるよ。やってほしいんでしょ?楽しそうなヒロトを見てたらやらざるを得ないでしょ。ほら、もうノリノリでヒロト怪しげな腰の動きとかしちゃってるし。この流れでやってあげなきゃ、ヒロトガッカリしちゃうでしょ。ライブ中、名前を呼んだり、こっちを向いて欲しいとか、握手して欲しいとか、何か欲しいとか、そんなことは特に何も望みはしないけど、「エロ」に乗っかってあげる自分は、もしかしたら誰よりもヒロトのファンなのかもしれない。なので、たまにはこっちに微笑みかけてくれても罰は当たらないと思うよ?

「エロ エロ エロ」、心を無にすればただの楽しげな呪文。「エイ エイ オー」みたいなもんだ。我に返っちゃダメだ。勢い任せに行くのだ。別にこういうセンスのものはやりたくねえ!って人はやらなきゃいいし。実際やってない人もけっこういたし。ただ自分はヒロトに甘いだけなんだろう。・・・甘やかしすぎか?



確かこの辺りで、ドラムの前辺りでヒロトとマーシーが何やらごにょごにょ。曲の確認かな?ちょっと照れた表情のヒロトと、ギターに触りながら答えるマーシー。二人の絡みに無駄に嬉しくなってしまう。こういうちょっとした場面が近くで見れるのは前にいる特権なんだろうな。後の方にいると全然気づかなかったりするから。

(また別の場面だけど、マーシーのすぐ隣にヒロトが来て歌う。あの瞬間は目に焼きつけたいと思った。二人で一人、二つで一つ、な彼らが並ぶ瞬間を。遠目からだと「ちょっと横に移動してヒロト歌ってんな」くらいにしか感じないんだけど、必死に見上げたその先にいるヒロトとマーシーには「キャー!」と言わざるを得ない。)



14. スピードとナイフ

ベースが妙に響く心地良いイントロが始まって、この曲何だっけ?何だっけ?「紙飛行機」・・・じゃない。なんかシングルのやつ・・・ああ!「スピードとナイフ」だ~!と、相変わらず脳内イントロクイズには不正解。思いがけず嬉しい曲。新曲が続いてた中、この流れで聴くとなんだか妙に安心する。前曲の「エロ」のせいか?

個人的に去年のライジングサンを思い出す。確か初めてこの曲をライブで聴いた時だから。フジロックでも聴いたけど、ライジングの方が先だったので印象深い。だからこの曲は、空が澄んでて空気が乾いててブワーッと広がっていくイメージ。しんみりほのぼのしてる感じにも受け取れるけど、それよりも嬉しくて素直にはしゃぎたくなってしまう。



15. 悲しみのロージー

うわ~久々「ロージー」めちゃくちゃテンション上がる!改めて、すげーカッコいい曲だ!過去に体感したことある曲だから余計に思うのかもしれないけど、やっぱりこういう曲はちょっと隙間のある所で自分の好きなようにノッて楽しみたくなっちゃう。「東京ジョニー」の時もそうだったけど、身動きがあんまり取れない所で聴いているとなんかムズムズする。衝動のやり場に困る。しょうがないのでマーシーがギターを弾いてる所を眺めてました・・・なんて言うと、「しょうがないので」辺りをマーシーファンに怒られそうなので黙っておく。



16. 鉄カブト

みんなお待ちかねの「鉄カブト」。生で聴くカチャカチャとしたイントロギターに一瞬にしてテンションが上がる!出だしのほんの一瞬のフレーズなのに、不思議とゆっくりと全身に染み渡るように響いてくる。歌ってるヒロトの顔が見たくて何とかそちらを見てたはずなんだけど、周り(観客)の圧が想いが凄くて意識が上の空になりかける。真剣な顔で歌うヒロトにグッときたという漠然としたことしか視覚情報がない。

無心でいるはずなのにやっぱり意味を考えてしまう、「鉄カブト」って何だろう?考えてる時間がもったいない、楽しまなきゃ!と頭の中。ライブで聴く「命はいい 記憶だけは 守ってくれ 鉄カブト」はどんなふうに聴こえるか。どんなふうに感じるか。ライブでこの曲を聴いてる、今この瞬間の記憶は忘れたくないな!と思った。ほんとにそうか・・・?今は今だけのものだ。今を忘れてしまったとしても、明日また新たな気持ちで「鉄カブト」を聴いて感動できればいいや!それはそれで幸せだろ!と思った。あまのじゃくな性格はやっぱり直りそうもないや。



ここらのMCで、「これからツアーをやっていくと、どんどん上手くなっちゃってCDと同じになってつまんないよな」みたいなことを冗談っぽく言ってたヒロト。まだライブが安定してないツアー前半は貴重だということらしい。それは・・・間違った時の言い訳か!?
まあこちらとしてはCDと同じ音になっても別に構わないけど?下手でもカッコ良くて楽しければ文句はないし、上手くてカッコ良くて楽しければ尚良しだ!



17. グリセリン・クイーン

初めてライブで聴くはずなのに、なんかもうすっかりお馴染みの曲のような気がして・・・それでもやっぱり嬉しくてテンションが上がる!今思い返せば、翌日のライブでは酷いモッシュに見舞われた曲なので(みんな聴けたのが嬉しくてしょうがなかったんだろうね)、この日前の方でしっかとこの曲を聴き、歌に浸り、音に乗り、キラキラとした彼らの姿を見られたことを貴重だったなと思う。



18. ギリギリガガンガン

新曲をもれなくやったあとはシングル曲が続く展開に。ニューアルバムをまだちゃんと聞いてないでライブに来てしまったうっかりさんや、クロマニヨンズのことはあまりよく知らないけどあのシングル曲は好きなのよね!っていう初心者さんまで、もれなく楽しめるように仕上がってるらしい。

とりあえず、「ギリギリガガンガン」をあまり身動きが取れない所で聴くのは、完全に生殺し状態だー!!モッシュの中であっちゃこっちゃ吹っ飛ばされて「今日はサイコー!」ってやる余裕もないくらいの方が好きだ。まあどこで聴いてもちゃんと楽しいものは楽しいんだけどね。



19. 紙飛行機

わ~い、「紙飛行機」嬉しい!自分は好きなんだ、この曲をライブで聴くのが。もう飽きたとか別にやんなくていいとか言ってる人は地球を3周くらいグルグル回ってこい!・・・しかし、まあ各アルバムを聞き込んでるようなファンからしたら、すでに何度もライブで聞きたことのあるシングル曲よりアルバムの一曲とかが聞きたくなる気持ちはわかる。でもなんだろな、クロマニヨンズはしっかりシングル曲も好きだな。

新曲の場合はまだちゃんと音を聴いたり、どうなふうに歌ったり弾いたりしてるのかを見たかったりするけど、過去に体感した(はっちゃけて見た)ことのある曲はなかなか悩ましい。ああ、跳びはねたい。でも自由に跳びはねられない密集度。とりあえず笑顔で揺れながら歌ってみる。だけど頭の中では跳びはねてる。

後に下がった方が楽しめるかな?いや、せっかく前の方で見れてるんだし・・・と思考がグルグルしてる。だって飛べない紙飛行機なんてただの紙じゃん!なんつって。実際の所は、この曲はまったり聴いている人の方が多いのでそっちの方が正解なんだろうな。でも、むやみに跳んだ後の「スーイスーイスララー」の方が沁みるよな、と思った。



20. エイトビート

こういうちゃんといい曲も必要なんだよ。何度聴いたっていい曲はいい曲なんだよ。でも感傷的になるよりも思い出すのはモッシュの中。この曲でモッシュしちゃうのかよ!?っていう渦の中で聴いた、生きるのに倒れまいとするのに必死になる『エイトビート』。
相反して、この日は前の方にいたので彼らの姿がわりと近くで見てとれる・・・はずなのに、なぜだかあんまり目に入らない。違う意味で必死に音を歌を追いかけていた。

よく考えると、せっかく楽しい気分でいてもこの曲を聴くとしんみりしてしまってなんだかな、とも思う。「ただ生きる 生きてやる 呼吸を止めてなるものか」なんて、逆に意識したら苦しくなってくるのは気のせいか。だけど、とりあえずこの世に引き止められてる感じはする。

最近クロマニヨンズを好きになって、特にこの曲が大好きで、この曲に救われて、この曲が聴きたくてこの日ライブに来ました・・・という誰かのために、この日この曲は演奏されていたような気がした。何となく。シングル曲、ヒット曲をライブでやり続ける理由は、単に盛り上がるからというだけでなく、そういう誰かのためにあるんじゃないかと思う。



本編が終わってステージをはけていくメンバーを見送り、もう終わりか~と名残惜しく思いつつも・・・もう、限、界、だーーーー!!と思って、後ろに下がる決意をする。「すいません、すいません」つって下がってく自分は、間違いなく体力的な限界で下がったか弱い人に見えただろうな。いやもうね、暴れたくって暴れたくってしょうがなくなってしまって、自分の在るべき場所(気持ちよく見れる所)を探す旅に出たのです。

とりあえず、隙間がほどほどにある真ん中の手すりの辺りまで下がってきて、この辺かなぁ?と思っていると・・・アンコールの掛け声にどこからともなく「もう一杯ちょーだいな!」コールが沸き起こる。ええ~!マジで?まさかそんな展開になると思ってなかったのでビックリして、笑いも起こる。みんな汗だくで、苦笑しながらだったり、無表情だったり、必死の形相だったりで「もう一杯ちょーだいな」コール。

これをアンコールの時にやろうと思い立って試みた人は凄いと思うけど、希望としてはなんかもうちょっとカッコいい掛け声はないもんだろうか、と思ってしまった。「ゴー!ハイロウズ、ゴー!」ってやっぱりカッコ良かったよな。もしこの先、クロマニヨンズのライブCDが発売された時に、アンコールが「もう一杯ちょーだいな!」だったとしたら・・・と想像して笑けてしまった。メンバーにはどんなふうに聞こえただろうか?



アンコール明け、相変わらずツアーグッズのTシャツやらタオルやらを身に着けてアピールしながら登場するメンバー。「MONDO ROCCIA」と書かれたグレーとイエローのTシャツ。グレーのやつはさりげなくてなかなかカッコよさげだけど、やはりクロマニヨンズのTシャツはXSでもデカそうだ。彼らの中ではやはりロックンロールは男のものなんだろうな。女子的な要素は全く頭にないんだろうな。(その昔、ベースのコビーが「勝さん」と呼ばれていた某バンドのTシャツにはレディースサイズがバッチリあって、しかも着ると珍しくピタッとくる感じだった。あれはおそらくボーカルの趣味だろうな・・・。)

ヒロトはタオル片手に「これで(過去のツアーグッズ分と合わせて?)家族分、タオルがそろったね!」と無邪気な笑顔。そういえば過去にひとっつもグッズを買ったことがない自分だけど「そうだね!」と微笑み返す。彼らが身に着けてるものと同じものがほしい願望はとっくの昔に失われてしまったのだよ。ごめんよ、ヒロト。



EN 1. メインジェット

今回はレコードで作ったために34分くらいしか入らなくて、入りきらなかった新曲があります、と。それ以上曲を入れるとレコードは音が小さくなってしまうので、残りの新曲はシングルの方に入れました。そのまだやってない新曲をやります・・・ってことで、そりゃ「メインジェット」と「ネギボーズ」だろ!と思ったらズバリの「メインジェット」。

身動きが取れない場所から隙間のある所まで移動してきた自分は、イントロが聴こえた瞬間から、何かのタガを外されたかのように思いっきりぶっ飛んでしまった。自由って素晴らしい!って頭の中で10回くらい叫んで、楽しくてしょうがない。嬉しくてしょうがない。「メインジェーット」と伸びていく所がたまらなく気持ちがいい。「ドキドキしてないゴールは ゴミ箱ってこと?」がすげー染みる!ちゃんと染みる。

遠く離れたこの場所の方が彼らの姿がよく見える・・・のはなぜだろう?細かい表情や仕草は間違いなく前にいる方が見えるはずなのに、前にいて密集圧迫された状態だったこともあるかもしれないけど、見上げた先にいる彼らを前にそこにいた自分は上の空気味だった。位置的に彼らの姿がよく見えるとかいう問題じゃなくて、好き勝手に飛び跳ねた先にチラッと見える彼らの姿がたまらなく好きなのだ。



EN 2. ネギボーズ

フロアの真ん中辺りは後ろの方でもけっこう押し返しがあって自由を妨げられる。欲が出る。もっと隙間のある所に行きたい、と。「ネギボーズ」な勢いで何気なくマーシー側後方に移動してみる。おお、けっこう隙間。つーかモッシュ地帯か、ここは?同じくどうかしてる人たちが吹っ飛んでいる。よしよし、場所を拝借。で、好き勝手に飛び跳ねてみたら・・・ここだぁ~~~~~!!と思った。自分の在るべき場所は。モッシュであっちこっち飛ばされたりするので一定はしないけど、時々ある「ここ」感。「ここ」が見つかったら最強だ。まさに「何もないけど全部ある」だー!楽しくて楽しくてしょうがない!モッシュに巻かれるのがたまにキズだけど。



EN 3. タリホー

今日はどうもありがとう的なこと言って始まった気がするけど、まさか「タリホー」で終わっちゃうとは思わなかった。「わーい タリホー!」で勢いよく飛び跳ねたら、だいぶ吹っ飛ばされて着地するこの感じ。すんげーモッシュ!やべえ、楽しすぎる!!!!!!が、ヘラヘラ笑ってられないモッシュ感。気を抜いたらやられる感。「わーい」とか言ってる場合じゃなくなる感。ほどほどでいいんだけどな、モッシュは。

前方にいると圧迫された体を庇おうとする腕が痛み、後ろで跳ねてると息つく間もない呼吸器官がやられる。急に飛び跳ねたせいか息がヤバイ。胸の辺りが異常に苦しい。アンコール3曲で飛ばしすぎたらしい。このまま続けてるとあなたぶっ倒れますよ?という信号を体から感じたので、抑え気味に揺れる。この後もし「全身チブ」とか「弾丸ロック」があったら絶対に体が持たないという計算を加味したんだけど、残念ながら「タリホー」で終わってしまった・・・。いや、これ以上あったらぶっ倒れてたかもれないけど。



ライブ終了後、ステージ前方までやってきて客席へニコニコと微笑みかけたり、ピックを投げたり(?)してるメンバーに駆け寄っていく人たち。を、汗だくで呆然としながら遠目から眺めてるのが好きだ。そうかそうか、みんな彼らのことが好きなんだな。みんな素直だな。自分は素直じゃねえな。カッコいい彼らのことをカッコつけて遠くから眺めている。最後に去っていく彼らに照れながら手を振り返すのが精一杯だ。

さて、汗を拭いて上手い水を飲みに行こう。
あ!とっくにはぐれたマーシーファンの人はどこ行ったかな?

Comment

ぐみ says... ""
クロマニヨンズのライヴは一度も行ったことがないのですが
こちらの日記を読ませていただいたら、すっごく情景が浮かんできてすっごく楽しみになりました。
自分は来年の参戦になりますが、なんかもうすでにウハウハです。
2009.11.18 22:49 | URL | #- [edit]
bambi says... "> ぐみさん"
コメントどうもです。
メンバーやステージ上の描写がほとんど(記憶に)ないため
誰かに読んでもらえた所で何かが伝わるのだろうか?と思っていたので、
そんなふうに言ってもらえると凄く嬉しいです!

クロマニヨンズのライブ、すっごく楽しいですよ。
ホールの公演の場合は決まっちゃってますけど、もしスタンディングの所でしたら
自分が気持ちよく見られる「ここ」って場所を探して、ぜひ楽しんでみてください。
2009.11.18 23:47 | URL | #9jgEo1Cg [edit]
ぷよよ says... ""
こんにちは、はじめまして。
文章からすごく楽しさや臨場感が伝わってきました!
新曲からセカンドアルバムの名曲まで聴けたんですね、すごく良かったと思います!
Fire Ageのツアー時に何度かライヴは行ったのですが、酒じじいの例の部分や、突然バーン、ジョニークールなどの名曲を生で聴きたくてうずうずしてます。一年ぶりくらいですもんね、アルバム。

楽しい記事をありがとうございました。

2009.11.22 16:00 | URL | #3hri4u1c [edit]
bambi says... "> ぷよよさん"
はじめまして、コメントありがとうございます。
楽しさや臨場感が奇跡的に!?伝わったのでしたら本望です(笑)

新曲をもれなくやってくれるのはやはり嬉しいですよね。
ファーストアルバムの曲が減った分、セカンドの曲はより際立って聴こえました。

「酒じじい」の例の部分は始まった瞬間からなんかもう面白いですよ。
手拍子タイムもいい思い出になるのでぜひニヤニヤしながらやってみてください。
久々のアルバム、個人的には前作よりも・・・好きです!

楽しんで頂けたようで嬉しいです。
2009.11.23 19:54 | URL | #9jgEo1Cg [edit]

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