suicide bambi

パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

PUNKSPRING 2012 @幕張メッセ 3/31 OFFSPRING・SUM41・NEW FOUND GLORY…

【 2012.3.31 PUNKSPRING 2012 @ 幕張メッセ 】
PUNKSPRING 2012

PUNKSPRING 2012_1

春の嵐に見舞われたこの日。京葉線が止まっていて、海浜幕張駅に辿り着けない。かろうじて運行していた総武線や京成線で幕張本郷駅へ。友達と合流して、すでに長蛇の列になっているバスに並ぶ。14時前、風雨があまりない時間帯だったのは幸い。気が遠くなるほど伸びていた列だが、バスの本数も多く、サマソニの時に見かけるような2つ繋ぎ合わせたような長いバスも走っていたので、臨時のバスも出していたのかもしれない。ありがとう、京成バス。それでも40分近く待ち、乗ったバスはQVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)行き。海浜幕張駅を経由して、幕張メッセ(東口)で降車。

急に激しくなってきた風雨にやられながら、とりあえず幕張メッセ正面口に向かう。が、メッセでは同日にアニメなどのイベントも行われていて、普段サマソニなどで行き慣れている(国際展示場1-8)ホールの方はそちらが使用していて、パンクスプリングは正面入り口とは逆の右手奥へ進んだ(国際展示場9-11)ホールの方だった。以前のパンクスプリングの時もそうだったか・・・?忘れたけど、風雨がMAXの状況で屋根のない通路をグルーーッと迂回させられて、何の嫌がらせなんだ!鬼か!と思った。

普段は1時間程度で来れる場所だが、この日は結局3時間近くかかって15時頃にようやく会場に到着。クロークに荷物を預けたところ、出し入れのたびに料金(500円)がかかるとか。ドリンクチケを見たら、終演後は引き換えできないとか。通路やトイレが封鎖されてる所があったりとか。不景気なのか、このイベントのやり方なのか、なかなかの罠が張り巡らされてる感。効率化を図ってるのかもしれないけど、観客にはあまり優しくない。

バスを待ってる時はもう辿り着ける気がしなくて、最悪サムとオフスプが見れればいいか・・・なんて話していたくらいだったので、会場に着いた時点ですでにちょっとした達成感。早い時間帯にそれほど見たいバンドもなかったこともあって、「まあこんな日もあるよね」感に包まれ、とりあえずドリンクで乾杯。サマソニで見たスイーツ屋台やジェラード屋も出てたけど、夜のライブに備えてしっかりタコライスを食らう。

PUNKSPRING 2012_2

DESCENDENTS @ BLUE STAGE 16:20-
・ Descendents at Punkspring 2012 on March 31|setlist.fm

しっかり見たアクトは、ディセンデンツから。ベテランのパンクバンドで初来日、ということしか正直知らなかったのが恥ずかしい。登場前のアナウンスで70年代に結成と聞いて、思ってた以上のベテランだ!と。出てきたのは、もはやおじいさんといった年齢でラフな格好の面々。でも音はしっかりパンク、シンプルながらヘヴィーでメロディアス。聞き馴染みやすい。カッコいい。こいつは・・・大好きな感じかもしれない!ステージとステージの真ん中の辺りでまったり見てたけど、もっとステージ寄りのモッシュの中にいたら、もっとぶっ飛べたかもしれない。

SUICIDAL TENDENCIES @ RED STAGE 17:05-

交互のステージでライブを行っているため、セットチェンジの時間が短く、ディセンデンツが終わって5~10分後にはもう次のライブが開始。ステージ隣の激混みのトイレに並んでる間に、スイサイダル・テンデンシーズのライブが半分くらい終わってしまった・・・!音はけっこう聞こえたけど。パンクというよりハードコアの要素が強く、飛び跳ねるよりも頭を振りたくなる感じ。後方で見てたので体感できなかったけど、たぶんモッシュピットは凄いことになってただろう。セトリが見つからなかったので曖昧だけど、ポップを装いながらコアな方へと突っ走っていく「Pop Songs」が聞けたのが嬉しかった。メンバーはゴリゴリの風貌ながら、MCの時は意外とにこやかな印象だった。

NEW FOUND GLORY @ BLUE STAGE 17:50-
・ New Found Glory at Punkspring 2012 on March 31|setlist.fm

ここらでいっちょ暴れたい・・・というタイミングで、ニュー・ファウンド・グローリー!ここから、サム、オフスプへと、エンジンがかかっていく流れがいい。ほどよいモッシュで、しっかりライブが楽しいバンド。以前サマソニで見たんだったか、そういやこんな曲あったや!と記憶をたどりつつ。いつの間にか発生してるサークルモッシュの周りで、吹っ飛んでくる人を軽く押し返しながら、好き勝手暴れてるのが楽しかった。ラモーンズの「Blitzkrieg Bop」と、グリーンデイの「Basket Case」という絶対盛り上がるカバーはズルい!と思ったけど、イントロが聞こえた瞬間にぶっ飛んでしまうのでしょうがない。わりとオリジナルに忠実なカバーで、笑っちゃうほど楽しいんだからしょうがない。



サム前に、若い世代には人気なんだろうONE OK ROCKを遠目で。今回は邦バンドで好みのやつがなくて、まあ時代の流れなのかな・・・と思ってたけど、個人的にはこの位置はもうちょっとベテランを入れて欲しかった。クロマニヨンズとか、ハイスタとか(は無理だろうけど)、あの辺り。森元夫婦の息子がやってるバンドだとか、大手事務所に所属してるから・・・なんていう大人の事情絡みの噂も耳にしたけど、需要があるなら否定はしない。ただ自分は好きじゃねえ。それだけ。そもそもあれはパンクなのか!?なんて考えても仕方ない。もし自分が今中高生くらいだったら、普通に聞いててカッコいいと思ってたかもしれない。そういう認識を忘れずに、次世代を否定しないように、あんなもんクソだろは心の中で、寛大な大人のフリをしながら今どき流行りもしねえ古臭いパンクロックを追いかけていたいと思う。



SUM41 @ BLUE STAGE 19:35-
・ Sum 41 at Punkspring 2012 on March 31|setlist.fm

そろそろみんな本気出してくる頃、サムはちょっと前の方で見ようと思ってたけど、ライブが始まったらなかなかの圧迫感と激モッシュ。こりゃキツイだけで楽しめないなと判断して、ステージとステージの真ん中ゾーンへ。まったりのれるゆとり有り、今にもモッシュが始まるスペース有り。ちょうどいい。最近のアルバムはあまり聞いてなかったので聞き慣れない曲も多かったり、お馴染みの曲は単純に盛り上がったりしたけど、もはやそんなことは問題ではない。

確信犯的にサークルモッシュを作り出す人がいて、またか・・・と思いながらも円の周りで眺めてるのが意外と楽しい。その盛り上がりは次第に熱を増して、ファイトクラブさながらに、ド突き合いを周りから見て興奮してる観客の感覚。最初こそ殺伐としたゴリゴリのモッシュだったが、徐々にゆるい雰囲気になっていったその空間は、男女屈強華奢な人間が入り乱れたお祭り騒ぎに!

円の周りにいる人が手を上げていて、円の中をグルグルと走ってる人が次々にハイタッチしていく。ニュー・ファウンド・グローリーの時から、さすがにハイタッチは無理だ・・・と思ってスルーしていたけど、妙な高揚感の中、気づいたら手を上げてハイタッチしていた自分がいた・・・!知らない人とハイタッチするなんて異常だろ、と思ってた。人見知りの人間が思わずハイタッチしてしまう、ライブ空間ってやっぱ凄い。

この日はボーカルのデリックの調子が悪かったのか、機嫌が良いんだか悪いんだか気だるそうにしていて、MCがやけに間延びしてダラッとしてた。巷でも否定的な意見が多いようで、一緒に行った友達も今回のサムはいまいちだったと言ってた。確かにあのダラッとした感じはいただけなかったけど、正直そちらがどういう状態であれ、こっちはこっちで勝手に楽しませてもらうぜ!感で満ちていたので、自分的は全然楽しかった。



THE OFFSPRING @ RED STAGE 20:35-
・ The Offspring at Punkspring 2012 on March 31|setlist.fm
・ PUNKSPRING 2012 @ 幕張メッセ9・10・11ホール 洋楽ライヴレポート RO69

そして最後は、待ってました!のパンクスプリングでオフスプリング。サムの雰囲気から見て、たぶん前の方に行ってもガチガチで楽しめる余裕はないだろうなと思い、先と同様真ん中のスペースに位置。最初はゆるすぎて失敗したかなと思ったけど、始まったらどいつもこいつもモッシュしてる。どいつもこいつだぜ!?なかなかない。誰もが待ち望んでいた感、はたまた誰もが思わずノッてしまう音、そこにいるだけでただただ楽しいというあの感覚は、なかなか味わえない。

「Have You Ever」「Staring at the Sun」と突っ走り、「Come Out and Play」の空耳パンチラをこっそり叫ぶ。まだ3曲しかやってない時点で、前の柵が壊れそうだという説明があり、その補修をするためにライブは一時中断に・・・。やはり前の方はよほどの圧があったんだろう。密集してる所でただ待たされてるのはキツイと知ってるので、わりとゆるりとした所で見てて良かったなとしみじみ。実際中断してた時間は11分だったらしいけど、体感的には15分以上あった気がした。

再開曲は「Walla Walla」から。何の気なしに楽しんでしまったけど、刑務所の壁に囲まれて出てこれない・・・という内容の曲らしい。壁(柵)を壊した後にこれをやるって素敵だ!とのツイートを見かけて、偶然なのか意図した選曲なのかわからないけど、ちょっと胸熱だった。そして聞き覚えのない曲、「The Future Is Now」という新曲。でもそこは安心のオフスプクオリティ、初見でノレちゃう。お馴染みの「Hit That」はリズムが心地良すぎで、モッシュよりも自由に飛び跳ねてる方が楽しい。

「One Fine Day」辺りで、いよいよ遠巻きにしてたサークルモッシュに心を誘われ始めて、もはや円の周りでのハイタッチは当たり前のようにしてて。気づいたら・・・円の中に飛び込んでグルグル回っている自分がいた!そこはお祭り騒ぎの無法地帯。吹っ飛ばされても文句は言えないけど、すでに殺伐とした感じはなく、飛び跳ねながら笑顔の人間がグルグルと走り抜けていく。真ん中でのド突き合いもにこやか、それすらない時は自由に踊ったり暴れたり、なんという俺のワンマンショー的な空間!

「Kristy, Are You Doing Okay」「Why Don't You Get a Job」で一旦まったりした雰囲気も、「You're Gonna Go Far, Kid」で再びのサークルモッシュ。たぶん「Can't Get My Head Around You」辺りだったと思うけど、イントロからもうその場の人たちが出来上がっちゃってて、サークルモッシュを取り囲むように座ってスタンバイ。地面をダンダン叩きながら、ドラムが入ってドカンを来る所で一斉にモッシュへ飛び込む!こういうライブでは珍しくない光景だけど、なんだか異常に出来上がってて、それが意外に開かれた空間に感じたので、妙に心に残っている。

「Pretty Fly」とかベタにやってくれるから好きだ。オフスプの公演に行くたびに聞いてるけど、最高のアハー体験だと記しておこう。最高にバカになれる。春の嵐の日に苦労してパンクのイベントを見に来て、踊り狂ったり暴れたりバカじゃねーの!と自分で自分を思ったりもする。バカで上等。藤子F不二雄のSF短編に「あのバカは荒野を目指す」という漫画があったけど、バカはパンクスプリングを目指す、のだ。嵐の中で向かった会場は、ちょっとした荒野感があった。誰に何と言われようと、誰の指図も受けないし、バカをやる自由はいつだって広がっているんだから。

モッシュに入ったり外れてまったり見たり、自分なりのペースで見れたせいか、「Want You Bad」「The Kids Aren't Alright」と最後までぶっ飛んで見れた。完全に楽しかった。久々に雑念が取り払われて、楽しむことしか頭になかった。以前は楽しかったことがいつの間にかそれほどでもなくなったり、もう純粋に楽しめることなんてなくなってしまったのかな・・・なんて最近は思い悩んでいたけど、それを軽くぶっ飛ばしてくれるライブだった。やっぱこれだ!ここだ!今自分が求めているものはここにある、という確固たる感覚。オフスプリングはいつだって鉄板だ。また来てくれよ!

01. Have You Ever
02. Staring at the Sun
03. Come Out and Play (Keep 'Em Separated)
(There was an 11 minute delay … more)
04. Walla Walla
05. The Future Is Now
06. Original Prankster
07. Hit That
08. One Fine Day
09. Kristy, Are You Doing Okay?
10. Why Don't You Get a Job?
11. You're Gonna Go Far, Kid
12. (Can't Get My) Head Around You
13. Pretty Fly (for a White Guy)
14. Want You Bad
15. The Kids Aren't Alright


各アーティスト、MCで色々話してくれてたりもしたけど、英語力が乏しいので理解できず残念。ついにサークルモッシュ・デビューしてしまったことで、ますますステージ上の様子が窺い知れなくなり、フロア内レポしか書けなくなってしまった。

そういえば、オフスプでライブが一時中断してた時、ステージ上にある冷風機(いつもボーカルのデクスターが風を受けてるやつ)が確かフロア側に向いていたのを思い出した。柵を修復するため少しずつ下がって下さいと言ってたので、よほどキツかったであろうステージ前。スタッフがこちらに向けたのかわからないけど、ちょっとした心遣いを遠目から見てて和んだ。



最終的にはなかなかの観客動員で、ライブ終了後なかなかスムーズに出られない。というのもイベントにはつきものだが、出入り口が極端に制限されていることがどうにも引っかかる。そのためにもの凄く混雑している。数年前に来たパンクスプリングの時も同様だったのかもしれないけど、一旦外へグルッと誘導されて妙な遠回りで会場を退出させられる。その方が経済的なのか、効率的なのかわからないけど、風雨が収まってたから良かったようなものの、嵐の中あんな誘導させられたら軽い暴動が起きるよ!というか、起こすよ!

あと、会場内は七分Tシャツで大丈夫だったけど、外はやっぱりまだまだ寒い。それほど長い時間ではなかったけど、汗ばんだシャツで無駄に外を歩かされてる時は凍えるかと思った・・・。かさばる覚悟でウエストバックに薄手の上着を入れてあった自分グッジョブ。この季節、寒がりの人はTシャツ+上着をやはり持参した方がいい。

なんだかんだ時間が経ってたせいか、混雑すると思ってたクロークは全くスムーズに荷物を受け取れた。帰路に着く人の様子はまばらで、復活していた京葉線・海浜幕張駅もほどほどの混み具合。サマソニほどじゃない。やっぱりパンクスプリングが凄く混雑してた気がするのは、出入り口を制限してたせいじゃねえかとしみじみ。

軽く22時を過ぎてるので電車の本数も少なく、途中の駅でけっこうな待ち時間。ワンセグで、この日本当は生で見たかった「オールスター感謝祭」を覗く。凍えそうな駅のホームで、ちょうどCM行く前のダダダダーダダ♪でHi-Hiの上田さんがパスタ巻いてる?の仕草をしてる所が見れて、ちょっと元気が出た。実はイベント中も何度か気になってワンセグを見ていて、ニュー・ファウンド・グローリーのライブ後に覗いたら、ちょうどオープニングで爆笑問題の太田さんが暴走してる所だったり。

たぶんイベントがいまいちだったら、やっぱり感謝祭を生で見てれば良かったな・・・と思ってただろうテレビっ子だけど、今回は本当にパンクスプリングに行って良かった!
やっときた電車の中でもずっとワンセグを見てて、最後にぬるぬる相撲が始まって吹き出しそうになった。妙な背徳感が余計におかしい。しかし、感謝祭はいつまでぬるぬるに頼ってちゃダメだろう。今年は太田さんが参加した心意気は嬉しかったけど、あのグダグダ感はもう行き詰まりだろう。そろそろ新しい企画を期待している。

そして早くも気分はサマソニへ、グリーンデイが楽しみだ!

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