suicide bambi

パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

この素晴らしき世界

4月15日は、ジョーイ・ラモーンの命日だったらしい。

明け方にそれを知って、ラモーンズが聞きたくなって
色々聞いていたらテンションが上がって、これを書いている。

ジョーイ・ラモーンと言えば、「この素晴らしき世界」のカバーを思い出す。

Joey Ramone - what a wonderful world


昔から聞いていた曲だけど、印象深いのは
震災後、4月の初めのラジオ「ジャンゴバンゴデラックス」で
DJのツネさんがこの曲をかけた時のこと。

ノイズ混じりのラジオに耳を澄ませながら
真っ黒な靄がかかったような気持ちで聞いていたあの頃。

ヒロトが「僕らは、元気だよ。世界は回り続けていますよ」
「僕らが今見たいのは、あなたたちの笑顔です」
「俺たち、いつも通りやろうぜ」と語ったあの日。

ヒロトが選曲したブルース・スプリングスティーンよりも
ジョーイ・ラモーンの方が残っている。

オリジナルのルイ・アームストロングももちろん素晴らしい。
そちらを聞くと、伊集院さんのラジオ「深夜の馬鹿力」の
エンディングで流れていたのを思い出してしまう。

Louis Armstrong - What A Wonderful World


ルイ・アームストロングの方はしんみりと力強く
ジョーイ・ラモーンの方は元気が出る感じで好きだ。

ラジオと音楽は繋がっていて、音楽と記憶が繋がっている。
一瞬であの日の気持ちに戻る。
胸がギューとなる・・・

世界は良い方向に向かっているだろうか。

物心がついた時には、世の中は不況というやつで
大人は下を向いていた。

今日よりも明日の方が良くなる、とは思えない時代に生まれた。
そして、カッコいい大人にはなれなかった。

でも諦めたら終わりだよな。
誰かの都合のいい世界になっていくばかりだ。
何がアベノミクスだよ、クソが。

漠然とした憤りは、風にかき消されて
漠然とした憂鬱だけが残る。

漠然とした絶望に対抗するには
漠然とした希望しかない。

それが自分にとっては
お笑いであり、ロックンロールなんだと思う。
何となく笑ったり、何となく心が踊ったり。

漠然としたその先に確信めいたものを感じたり。
突然、無敵感に包まれて、衝動が沸き上がったり。

それを上手く表現出来た人が
芸人やミュージシャンになれるのだろう。

自分は何になりたかったか、何に憧れてたかなんて忘れた。
未だに何者でもなくて、でも何かになりたくて。
本当は認められたくて、でも何にも出来ない。

答えなんかない。出口なんかない。
グルグルと考え込む夜は、ラモーンズを聞こう。
頭を空っぽにして。

The Ramones - It's Alive (1978)


ジョーイ・ラモーンも
シド・ヴィシャスも
ジョー・ストラマーも
カート・コバーンもいないこの世界で。

ラモーンズを聞こう。
ピストルズを聞こう。
クラッシュを聞こう。
ニルヴァーナを聞こう。

そこには漠然とした絶望と
漠然とした希望しかない。

世界が素晴らしいかどうかは自分次第だろう。

Comment

デイドリームビリーバー says... ""
いつも、色々な楽しくなるものをアップしてもらってありがとうございます。
2014.05.16 00:09 | URL | #- [edit]
bambi says... "> デイドリームビリーバー さん"
いつも読んでくださってありがとうございます。楽しんでもらえてたら嬉しいです。
2014.05.16 01:22 | URL | #9jgEo1Cg [edit]

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