suicide bambi

パンクロックからお笑いまで、気になることを気まぐれに。

流れ弾

『ジャンゴバンゴデラックス』で
クロマニヨンズのニューアルバムの曲
『流れ弾』が流れた。


相変わらず、理屈を超えてぶっ飛ばされる。
こんがらがってる頭を軽くふっ飛ばされる。

イントロはハイロウズの『サンダーロード』のような疾走感があり、曲調はクロマニヨンズっぽい切なさと軽快さがあり、どことなくブルーハーツのような力強い匂いもする。

『流れ弾』はヒロトの作詞作曲で
『どん底』はマーシーの作詞作曲で
この流れで聴くとまたたまらない。

「その手 汚すなよ」と歌う『流れ弾』は、若い奴らに向けた曲なんじゃないかと思う。以前、松重豊さんのラジオ番組『深夜の音楽食堂』でヒロトはこう言っていた。

「今 若い奴らに言いたいのは、何やってもいいけど、変な、変な傷つけんなよと思う、自分のキャリアに。たいして頑張んなくてもいいけど」
「せっかくのことが台無しになっちゃうから、せっかく面白い人生があるのに」
「やっぱりロックンロールやってて良かったと思う」

この時の話に通じることを歌っているんじゃないだろうか。自分はたいして頑張ってないけど、変な傷もつけてないから、まったく面白くないろくでもない人生だけど、ロックンロール好きで良かったと思う。

いや…頑張れよ、自分。ロックンロール聴いて満足してんじゃねえよ。ロックンロール聴いて何かやった気になってんじゃねえよ。と、自分に言い聞かせながら。

『流れ弾』を繰り返し聴いていて、「青い薔薇の 花言葉を 君に 君に 全部あげる」という歌詞がふと気になって、その花言葉を調べてみた。「不可能」だと言われていた青い薔薇は、研究を重ねて誕生したことで「夢かなう」になったという。それを読んでめちゃくちゃグッときてしまった。

何ならちょっと泣いてしまった。ビックリして。普段 花言葉なんて知ったこっちゃねえ、しゃらくせえと思って生きているのに、不意にヒロトから言われたような感じがして…

ヒロトからの弾丸が
ロックンロールの流れ弾が
完全にささってしまった。

ひねくれて、ねじくれて、高い壁を築いて、何重にも閉ざした心を、ぶち破ってくるヒロトとマーシーのロックンロールって何なんだろう。ヒロトとマーシーの前では素直になってしまうのはなんでなんだろう。ロックンロールに対しては誠実に純粋でありたいと思うのはなんでなんだろう。

自分はもう夢なんか忘れてしまったけど
今でもそう言ってくれるのが嬉しいんだ。

若い奴らに届くといいよな。
ロックンロール好きな奴が増えるといいよな。
ロックンロールやる奴が増えるといいよな。
その方が楽しい世界になりそうだから。

どんどん傾いていくこの世界で、形だけの希望なんかいらねえよ!絶望したまま生きてやる!と熱くなりながら、『流れ弾』と『どん底』をずっと聴いている。

「どん底だからあがるだけ」と歌う『どん底』は、日によって印象が変わる。単純にテンションがあがって楽しい気持ちになる時もあれば、本当にあがれるのか…とやさぐれた気持ちになる時もある。でも、

今日聴いた『どん底』はとても良かった。
明日聴く『どん底』はどうだろう。
ライブで聴く『どん底』はどんなだろう。
そう考えると楽しみで仕方ない。



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